2015年04月08日

「マンション賃貸詐欺」

今回のトラブルも本当にあった話。
17〜18年前、都心のリフォーム済の中古マンションを購入して再販売する事になりました。販売活動は知り合いの業者に依頼、鍵は案内時に便利なように現地のキーボックスに置いておくことに。
金額が高いこともあってなかなか売れずに数か月、ある日販売業者が問い合わせがあったお客様を案内しようと現地に行ったところ荷物を室内に運んでいる人がいたそうなんです。事情を聞くと「この部屋を借りたものです」との事。なんと勝手に現地の鍵をコピーして、この物件を賃貸契約した人間がいたみたい。
詳しい経緯まではわかりませんでしたが、とにかく物件は弊社の所有物、少し揉めましたが荷物は撤去してもらいました。かわいそうなのは借主さん、契約の内容は不明ながらきっと敷金、礼金、前家賃も取られたでしょう。おまけに引っ越し代金も払って荷物を運んできたのに。すぐに判明する事が確実な「詐欺」、こんな事をする人間がいる事に驚きました。
その後警察が事情を聴きに来ることもなかったので事件にはならなかったのかな、物件も無事に売れました。ただ、購入者が近隣の方からこの出来事を聞いたようで「怖いから盗聴器が仕掛けられていないか専門家に頼んで調べてください」と言われて調査、余分な費用まで掛かりました。
考えてみれば、鍵さえあれば水道やガスは誰でも開栓できますよね。現空の物件をお持ちの方、たまには見に行った方がいいですよ。ひょっとすると同じように騙された誰かが住んでるかも。

不動産についてのご相談は「株式会社常栄」まで、随時無料不動産相談を行っております。ご所有地の適正価格の調査はもちろん「この物件を購入して大丈夫かな?」「この価格で売却するけど妥当なのかな?」等どんな小さい相談でも、お気軽に連絡ください。
東京都知事(14)第11134号
株式会社 常栄
国分寺市南町3−23−3
042−323−6664 株式会社常栄ホームページ
☆営業電話は1本もいたしません
posted by jo-ei at 11:06| Comment(0) | トラブル事例

2015年02月25日

「私道・セットバックトラブル」

「私道」と「セットバック」、両方の記事を書いたので、それに伴うトラブル事例を1つ。下の写真と共にご覧ください。
あるご婦人が離婚に伴う財産分与で取得した土地を売却希望との話(写真@部分)。話を聞くと、かなり争って上で自分のものになったそうです。
場所は駅にも近く北東角地の約70坪で2棟現場にピッタリ、価格の折り合いもつき弊社で購入する事になりました。早速建築指導事務所で道路を調べると北は「42条2項道路」、東は「42条1項5号道路(位置指定道路)」、共に建築基準法の道路で問題なし。道路埋設管もきちんと入っていました。
ただし大きな問題が。北側の「セットバック部分」と東側物件前の「私道(位置指定道路)」が離婚したご主人の名義のままだったんです(写真A部分)。かなり揉めたらしい財産分与、宅地は手にしたものの道路部分をもらうのを忘れていたんでしょう。奥様の土地がご主人様の土地にグルッと囲まれた状態、このままでは2棟建売り事業をしようにも道路の掘削ができず上下水の引き込みが出来ません。それ以前に隣地を所有するご主人の「立会い確認書」なしには2区画に分筆することも難しい。
とはいえ元のご主人も「道路」を持っていても何のメリットもなく、契約後に弊社で交渉しようと考えてとりあえず売買契約を交わしました。とうぜんご主人から「通行掘削の承諾者」を取得でき、実測の立会いもしてもらう事を条件に。
契約後にご主人を訪問して事情を説明すると「妹に相談するけど、道路なんてただでやるよ」とのお話。そんなわけにはいかないのでいくらかお支払いしますと伝えて次回の日程を取り決めました、好感触。
そして2回目の交渉日、前回と打って変わって「売れないし、承諾書も出せない」と言い出したご主人。離婚時に相当揉めたからでしょうか、とにかく「奥様の土地を救済したくない」という態度に豹変してました。
その後は何度連絡しても進展なし、結局数か月後に契約は白紙となり奥様にお支払いした手付金を返してもらいました。
その後も数社の不動産業者が同様の交渉をしに行ったみたいですが同じ結果、その物件は数年経った今でもそのままです。
宅地を取得する場合、付随する道路(私道持分やセットバック等)も一緒に所有権移転する事。たかが道路ですが、それによって本地が「無価値」になってしまうこともあるんです。ご注意ください。
IMG_20150216_184409.jpg

不動産についてのご相談は「株式会社常栄」まで、随時無料不動産相談を行っております。ご所有地の適正価格の調査はもちろん「この物件を購入して大丈夫かな?」「この価格で売却するけど妥当なのかな?」等どんな小さい相談でも、お気軽に連絡ください。
東京都知事(14)第11134号
株式会社 常栄
国分寺市南町3−23−3
042−323−6664 株式会社常栄ホームページ
☆営業電話は1本もいたしません


posted by jo-ei at 12:08| Comment(0) | トラブル事例

2015年02月14日

「不動産詐欺」その4(最終回)

その後の進展は順調そのもの。弁護士は訴訟を取り下げ裁判は終了。売主のご兄弟にも納得していただき関係者の総意で物件について行った契約行為(南側の弊社獲への所有権移転、北側の売買契約)も有効になりました。
後は北側の残金決済を行うだけ。売主は契約後、北側の土地を担保に高利貸しから借りまくったため、実際に受け取れるのは弊社が支払う残金数千万円のうちわずか数百万円。慎重を期して法務局での残金決済、高利貸しの方々も勢揃いの中、やっと物件すべてが弊社のものになりました。
ここからはその後の話、一応書いておきます。
●残金決済時の売主は手取り金がほとんどなくても笑顔でした。そして「良かったですよ、本来なら親父は財産すべてを兄弟に全部相続させる予定で自分は1円も取り分が無かったと思います。それが数千万円つかえた上に、今日も現金を受け取ることが出来たんだから」との事。
●決済後、建物解体の前に室内を点検すると仏壇が残ってました、中には位牌が。すぐ売主に連絡し「位牌は大事なものなので、ちゃんと持って行ってください」とお願いして数日後、解体を始めるとなんと押入れの中の隅に「位牌」が隠してある。仕方ないので解体業者に頼んでお寺に持って行ってもらいました。
●ちなみにお父さんは退院させて一緒にアパートで生活、「私がずっと面倒見ます」との事でした。何かのはずみでこんな事件を起こしてしまいましたが本当はいい人だったんでしょう。

これにて「不動産詐欺」の話も終了。嘘みたいな話ですが20年近く前におこった本当の出来事。
そして取っ掛かりから1年近くかかりましたが、いい勉強をさせていただき建売りで利益も出ました。
皆さんは売主さんと直接取引することはまず無いと思いますが、注意点は。
1、登記名義人と真の所有者は必ずしも一致しない。心配すればきりがありませんが万一真の所有者ではない人間から不動産を買った場合(その先の売買も同様)、争って負けると所有権は無効になります。
2、親子間売買は疑ってかかる事。
3、何より大事なのは「信頼できる業者」を選ぶこと。
以上覚えておいてください。

不動産についてのご相談は「株式会社常栄」まで、随時無料不動産相談を行っております。ご所有地の適正価格の調査はもちろん「この物件を購入して大丈夫かな?」「この価格で売却するけど妥当なのかな?」等どんな小さい相談でも、お気軽に連絡ください。
東京都知事(14)第11134号
株式会社 常栄
国分寺市南町3−23−3
042−323−6664 株式会社常栄ホームページ
☆営業電話は1本もいたしません
posted by jo-ei at 09:51| Comment(0) | トラブル事例