2015年02月25日

「私道・セットバックトラブル」

「私道」と「セットバック」、両方の記事を書いたので、それに伴うトラブル事例を1つ。下の写真と共にご覧ください。
あるご婦人が離婚に伴う財産分与で取得した土地を売却希望との話(写真@部分)。話を聞くと、かなり争って上で自分のものになったそうです。
場所は駅にも近く北東角地の約70坪で2棟現場にピッタリ、価格の折り合いもつき弊社で購入する事になりました。早速建築指導事務所で道路を調べると北は「42条2項道路」、東は「42条1項5号道路(位置指定道路)」、共に建築基準法の道路で問題なし。道路埋設管もきちんと入っていました。
ただし大きな問題が。北側の「セットバック部分」と東側物件前の「私道(位置指定道路)」が離婚したご主人の名義のままだったんです(写真A部分)。かなり揉めたらしい財産分与、宅地は手にしたものの道路部分をもらうのを忘れていたんでしょう。奥様の土地がご主人様の土地にグルッと囲まれた状態、このままでは2棟建売り事業をしようにも道路の掘削ができず上下水の引き込みが出来ません。それ以前に隣地を所有するご主人の「立会い確認書」なしには2区画に分筆することも難しい。
とはいえ元のご主人も「道路」を持っていても何のメリットもなく、契約後に弊社で交渉しようと考えてとりあえず売買契約を交わしました。とうぜんご主人から「通行掘削の承諾者」を取得でき、実測の立会いもしてもらう事を条件に。
契約後にご主人を訪問して事情を説明すると「妹に相談するけど、道路なんてただでやるよ」とのお話。そんなわけにはいかないのでいくらかお支払いしますと伝えて次回の日程を取り決めました、好感触。
そして2回目の交渉日、前回と打って変わって「売れないし、承諾書も出せない」と言い出したご主人。離婚時に相当揉めたからでしょうか、とにかく「奥様の土地を救済したくない」という態度に豹変してました。
その後は何度連絡しても進展なし、結局数か月後に契約は白紙となり奥様にお支払いした手付金を返してもらいました。
その後も数社の不動産業者が同様の交渉をしに行ったみたいですが同じ結果、その物件は数年経った今でもそのままです。
宅地を取得する場合、付随する道路(私道持分やセットバック等)も一緒に所有権移転する事。たかが道路ですが、それによって本地が「無価値」になってしまうこともあるんです。ご注意ください。
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posted by jo-ei at 12:08| Comment(0) | トラブル事例
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